妻の妊娠に際し、働き方を変える 妻と子供を守るのは会社じゃない、夫だ
ブログをお読みくださりありがとうございます。
プレパパゆうゆです。
育休を取ったら会社を辞めざるを得なくなったって、ひどいだろ!
今日、はてなブックマークを眺めていたら、このようなブログが目に止まりました。
このブログを読んだのは、スーパーに併設のフードコートでしたが、無料の玄米茶を飲みながら僕の中に衝撃と怒りがこみ上げてきました。
働き方をテーマに記事を書く仕事をする者として、思わずパソコンを開いて、この文章を書き綴っています。
投稿者のパパンダさんは、育児休業を1年間取り職場に復帰したところ、部署をたらい回しにされた不信感から、退職を決断されたようです。
勤務先の会社がパパンダさんを解雇したわけでないですが、復帰後の部署を決めず、たらい回しにしたら、誰だって職場に居づらくなる。
妻の妊娠に際し、住民登録をしている市町村に母子手帳を申請しました。手帳には、妊娠中の過ごし方や注意点などが書かれた「副読本」が付いており、僕はよく読んでいます。(副読本にはスマホのアプリもあります!電車移動中でも読めますよ!)
p50には、「働く女性・男性のためのさまざまな制度」があり、「育児休業制度」が載っています。
育児休業制度とは
1歳に満たない子を育てる男女労働者は、希望する期間子どもを育てるために休業することができます。
とあります。
育休は正社員だけの特権ではありません。パートや派遣で働く人であっても、一定の要件を満たせば取得できます。
育休と聞くと女性が取得するイメージが強そうですが、育休制度の説明にもあるように、男性も取れます。いや、男性も取るものだと思います。
パパンダさんもブログで書かれていますが、男性の育休取得率は過去最高の2.65%(2015年10月1日までに育児休業を開始した男性(育児休業の申出を含む)の割合)です。過去最高ですよ、過去最高! 2.65%で過去最高って、、、
このことは、高知在住のプロブロガー、イケダハヤトさんもブログで「なんちゃって育休」と揶揄していましたね。
また、内閣府の「男女共同参画白書」(2013年版)から子育てに関する意識を国際比較したデータを紹介していますが、日本では46.5%の男性が、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」という考え方に賛成と回答していますが、スウェーデンの男性は8.9%と、意識の差が顕著に出ています。スウェーデンといえば、男性の育休取得率が80%と言われ、男性が育児に関わる気持ちが高いことで有名です。
日本のこの男女観、子育て観が、パパンダさんのように育休を取得し、子育てに関わろうとする男性から仕事を奪うことにつながっていると言えそうです。
育休は働く人の権利であり、不当な扱いをしてはいけないのです。
会社は、育児休業取得者の賃金を復帰後の一定期間減額したり、賞与について不利益な計算を行うなど、育児休業をしたことを理由とする不利益な扱いはできません。
パパンダさんのブログを読んで、僕は心底、腹が立ちました。
妻の妊娠を機に、人生で何が大切なのかが見える 妻と子供を守るのは会社じゃない、夫だ
僕の妻は現在妊娠3ヶ月(8週)。2回目の妊婦健診の超音波検査写真です。大きさは15mm。
こんなに小さくても、心臓がちゃんとドクンドクンと動いている。必死に生きているのです。
妊娠3ヶ月だと、つわりがひどい時期です。妻もつわりに苦しんでいます。いつ気持ち悪くなるかわからない、食事をしたくても食べられない、便秘や頻尿、全身のだるさなどがあり、精神的に不安定になるときもあります。匂いにも敏感で、かつて大好きだった食べ物の匂いを嗅いだだけで不快感を覚えたりする。
不眠もあります。夜中の3時まで眠れないこともある。体の変化に心がついていかず、イライラすることもある。一瞬は戸惑った。「なんで僕は当たられるんだろう」って。
でもね、よく考えるとね、妊娠するとは女性にとって大きな大きな変化だと思うんだ。赤ちゃんがお腹の中にいるんだよ!しかも数ヶ月後には出産という大仕事がある。「分娩」は英語でlabor(労働)というけど、それほど女性の心身に負荷がかかり、不安になるものなんです。
辛いのは妻なんだ。毎日変わる体に戸惑い、命を育む重みを受け入れて過ごす毎日。男性の僕には推し量ることだけで、経験することはできない。
つわりとか体の変化など、妊娠に関することは「一般的には」と言ってはいけないことだと思うんだ。女性によって体質が異なるわけで、夫としては「誰々の奥さんはつわりなく、平気だったらしい」など、比べてはいけない。「妊娠は病気ではない。だから大丈夫」で片付けてはいけないんだ。
妻が精神的に不安定になるとき、「会社に行かないで」「早く帰ってきてほしい」と僕に言うことがあります。僕はそう言われて戸惑ったよ。「稼がなかきゃいけないし、責任もあるし、休むなんて言えないよ」って思ったんだ。妻に「ごめんね。会社に行くよ」と伝え、こまめにLINEをして、ランチには電話をして体調を気遣い、帰宅後は家事をする生活をしていました。
でも僕は文化の日の前くらいから思ったんです。
「なんで誰かにお伺いを立てなきゃいけないんだ??」
って。
会社は妻と子供を守らない。妻と子供を守るのは、守れるのは、夫である僕なんだ!って思った。
恋愛、結婚、妊娠、出産、子育ては、人として自然の流れです。だからね、状況に応じて仕事のやりかた、働き方は変わっていいんだよ。でも、私生活の状況がどうあれ、仕事では同じパフォーマンスを上げろなんて言われても、それは無理と言うもの。理(ことわり)に合わない、だから「無理」!
不安な気持ちでいたり、いつものように動けない妻と一緒にいる時間が夫には必要なんだ。僕はつわりを「問題」と捉えていて、どうにかして解決したいと思っていたけど、妻と一緒にいるだけでつわりが和らいだりする。その様子を見て、つわりを問題だと思うことが問題だと思った。
つわりは夜にひどくなることが多いから、寝る前は妻と一緒に話して落ち着く時間を作っています。そうした時間だって、仕事だ飲み会だなんてやっていたら取れない。
妻の妊娠を機に、僕は何を大切にして人生を送るか、が見えてきた。僕が大切にすること、それは家庭です。
働き方をテーマに記事を書く僕が、プレパパとして自ら働き方を変える
僕も会社に妊娠のこと、妻の状況を伝え、妻と子供を一番に考えた働き方をすることを決めました。理想の働き方を記事としてテキストで書いてきた。でもね、それでは何も変わらないんだ!
僕は自分の行動を通じて、パパになる男性が働きやすい社会にしたい。そう思う。
お読みくださりありがとうございました。
プレパパゆうゆ
prepapayuyu@gmail.com
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